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片山です。
不動産投資家やこれから投資を始めたい方に向けて、全国の住宅系収益物件(区分マンション/一棟アパート/一棟マンション)の市場動向をお届けしています。
今回は2025年6月期のデータをもとに、最新の傾向をグラフと表にまとめました。
■ 区分マンション|価格上昇が継続、利回りはわずかに上昇
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表面利回り:6.63%(前期比+0.02ポイント)
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平均価格:2,334万円(前期比+4.20%)
価格上昇が続く中、利回りは横ばいながらもわずかに上昇しています。都市部のコンパクト物件を中心に堅調な需要が継続していると見られます。
■ 一棟アパート|安定した利回りと堅調な価格推移
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表面利回り:7.99%(前期比+0.04ポイント)
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平均価格:8,361万円(前期比+0.41%)
利回りが8%に近づく水準を維持し、価格も微増となりました。地方都市や郊外の一棟アパートは引き続き投資家からの関心が高いセグメントです。
■ 一棟マンション|利回りは低下も価格は上昇傾向
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表面利回り:7.40%(前期比-0.11ポイント)
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平均価格:1億8,858万円(前期比+2.65%)
大型物件への資金流入が続いており、価格は上昇を継続。一方で利回りはわずかに低下しており、収益性よりも資産価値や立地を重視した投資が進んでいることがうかがえます。
■ まとめ:価格は全体的に上昇傾向、利回りは二極化の兆し
2025年6月のデータを見ると、3種別すべてで価格は前期比プラスとなり、依然として投資マネーが市場に流入している状況です。
一方で、利回りは「区分マンション」「一棟アパート」が微増、「一棟マンション」は下落しており、投資戦略に応じた選別が進んでいる様子が見られます。
▼ グラフ・データ表はこちらから
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【グラフ】収益物件 市場動向マンスリーレポート2025年6月期
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【一覧表】収益物件 市場動向マンスリーレポート2025年6月期
不動産投資をご検討の方は、今後の金利動向や地域別の需給バランスを意識しながら、収益性と資産価値のバランスを見極めた判断が重要です。来月のレポートもぜひご期待ください。