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本日は片山がお届けいたします。

前回の続となる理由4をご説明いたします。
④透明で安定した法制度
近年、中国の富裕層が日本の不動産を継続的に購入している背景には、単なる「円安」や「価格の割安感」だけでは説明できない、より本質的な理由があります。その中でも特に大きいのが、日本の透明で安定した法制度と、地理的・文化的な親和性です。
まず、日本の不動産取引における法制度の透明性と安定性は、外国人投資家にとって非常に大きな安心材料となっています。日本では、外国人による不動産購入に対する法的制限がほとんどなく、日本人と同等の条件で不動産を購入し、土地・建物ともに完全な所有権を取得することが可能です。これは、多くの国で見られる「使用権のみ」や「期限付き所有」とは大きく異なる点です。
さらに、2024年4月からは、海外在住の日本人や日本に住所を有しない外国人、外国法人が不動産の所有者となる場合、日本国内の連絡先を登記事項とする制度が開始されました。一見すると規制強化のようにも見えますが、これは取引の透明性を高め、所有者情報を明確にするための措置であり、不動産の購入自体を制限するものではありません。むしろ「ルールが明確である」ことそのものが、日本市場への信頼感を高めています。
こうした制度的な透明性に加え、日本は政治・経済ともに安定しており、急激な制度変更や資本規制が起こりにくい国です。そのため中国人投資家にとって、日本の不動産は短期的な値上がりを狙う対象ではなく、資産を安全に保全するための長期投資先として高く評価されています。