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本日は松下がご担当させていただきます。
関西圏では中国人投資家の不動産購入が活発です。
2020年から2025年4月現在にかけて、円安や中国国内の経済政策の影響を受けて、投資熱が高まっています。以下に、直近5年間の主な動向をまとめました。
2020年 約320件 円安の進行と中国国内の経済政策により関心が高まる
2021年 約410件 関西圏での投資が活発化
2022年 約580件 大阪市内での購入が増加
2023年 約720件 万博やIR計画を見据えた投資が増加
2024年 約860件 高額物件への一括購入が増加
中国人投資家の購入エリアは、大阪市内の中央区、浪速区、西成区などが中心です。これらの地域は、関西国際空港へのアクセスが良好で、投資対象として人気があります。また、民泊需要の高まりや再開発の進展も、投資を後押ししています。
特徴と戦略は以下の内容になります。
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築古物件への投資:都心部の築古物件を相場より安く購入し、リノベーションや運用によって資産価値を高める戦略を取る投資家もいます。
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キャッシュフロー重視:月間のキャッシュフローを重視し、複数の物件を所有して安定した収入を得ることを目指す投資家も存在します。
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迅速な意思決定:融資特約なしでの購入や、スピード感を持った意思決定が特徴的です。
今後も中国人投資家による大阪府の不動産購入は増加が予想されますが、万博開催後の需要減少や、金利上昇、人口減少といった要因が影響する可能性もあります。投資を検討する際は、最新の市場動向を注視し、慎重な判断が求められます。
私が実際に接して感じている所は、中国系不動産業者が日本の土地勘などをよく知らない中国人投資家に三為取引によって利益を取り過ぎたり、それが後々に元々の価格が分かってしまったりでトラブルになっている事があるようです。
そして購入資金についても海外送金ができない事案が増えてきており、どんどん厳しくなっていくのではないかと思われます。
そうなると価格の上昇が落ち着いて、一旦は落ち着くのではないでしょうか。
そうは言ってもしばらくは今の状況は続くでしょう。
私達も常に市況は見ながら判断していきたいです。
この記事を読んでくださり、いつもありがとうございます。
今後も、より良い情報を提供できるように努力してまいりますので、引き続きご愛読いただけると幸いです。