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片山です。
不動産投資では、ROI(投資収益率)やCCR(キャッシュ・オン・キャッシュ・リターン)といった指標が、投資効率を測る上で非常に重要です。利回りといった基本的な指標だけでなく、これらの指標を正しく理解することで、より正確に投資の収益性を把握し、適切な投資判断に役立てることができます。
ROI(投資収益率)とCCR(キャッシュ・オン・キャッシュ・リターン)の計算方法と活用方法
不動産投資でよく知られているのは、表面利回りや実質利回りですが、ローンを利用してレバレッジ効果を効かせた資産運用も可能です。そのため、単に利回りだけで投資判断をするのは不十分です。ROIやCCRといった指標も、レバレッジ効果と収益性を考える上で重要です。
以下に、物件価格2,000万円のケースを例に、自己資金のみで購入した場合と融資を利用して購入した場合のROIとCCRを計算し、レバレッジ効果について見てみましょう。
物件データ
- 物件価格:2,000万円
- 表面利回り:5%
- 管理費:10万円
1)自己資金のみで購入した場合
- ROI
(年間収益 100万円 – 管理費 10万円)÷ 物件価格 2,000万円 × 100 = 4.5% - CCR
(年間収益 100万円 – 管理費 10万円)÷ 投資金額 2,000万円 × 100 = 4.5% - 自己資金回収にかかる期間
2,000万円 ÷ 90万円 = 22.2年
2)融資を受けて購入した場合
- 自己資金200万円、ローン1,800万円、年間返済額60万円
- ROI
(年間収益 100万円 – 管理費 10万円 – 返済額 60万円)÷ 物件価格 2,000万円 × 100 = 1.5% - CCR
(年間収益 100万円 – 管理費 10万円 – 返済額 60万円)÷ 自己資金 200万円 × 100 = 15%
- ROI
- 自己資金回収にかかる期間
200万円 ÷ 30万円 = 6.6年
結果の分析
- ROIは、ローンの返済によって自己資金のみの場合より低くなりました(4.5%から1.5%へ)。
- 一方、CCRは、自己資金のみで購入した場合の4.5%から15%に大幅に上昇しています。これは、借り入れによって自己資金の効率が高まったことを示しています(レバレッジ効果)。
- 自己資金を回収する期間も、融資を利用した場合は6.6年と短縮され、自己資金のみの22.2年に比べて3分の1以下になりました。
まとめ
不動産投資では、表面利回りだけで判断すると、視野が狭くなり、優良物件を見逃してしまうことがあります。ROIやCCRのような指標を活用することで、レバレッジ効果を含めた投資の全体像を把握でき、より良い投資判断が可能になります。しっかりと知識を深め、賢い投資を行いましょう
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