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片山です。
不動産投資を始めるにあたって、多くの方が最初に直面するのが「融資の壁」です。
特に初めての融資では、スムーズにいっても1ヶ月~2ヶ月程度は見ておくと安心です。
なぜそんなに時間がかかるのかというと、銀行側がじっくりと「物件の価値」や「申込者の信用力」を見極めながら、慎重に審査を進めていくからです。
今回は、不動産購入時の融資がどのような流れで進んでいくのか、一般的な3ステップに分けてわかりやすくご紹介します。
STEP1:仮審査(物件を見つけたらすぐ)
物件を見つけて「買いたい!」と思ったら、まずは仮審査へ。
この段階では以下のような書類を提出します:
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物件概要書・レントロール
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登記簿謄本・固定資産税・都市計画税の納税通知書
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法人・個人の確定申告書 or 年収証明書
銀行は、物件の担保価値やキャッシュフローの見込み、申込者の信用力を見て、「貸せるかどうかの目安」を判断します。
STEP2:事前審査(買付申込後〜契約前)
事前審査がいちばん重要なステージです。
ここでは、以下のような個人・法人の書類をしっかり提出していきます:
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住民票、印鑑証明書(個人)
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定款、登記簿謄本、印鑑証明書(法人)
あわせて、現在の借入状況や資産背景なども確認され、銀行側から物件や法人に関する追加の質問が入ることも。
この段階では、銀行内の審査部が本格的な評価を行います。
物件の収支バランスや、購入者(法人・個人)の与信評価を総合的にチェックし、融資実行の可否を判断する流れです。
STEP3:本審査(契約後)
売買契約が済んだら、いよいよ本審査へ。
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売買契約書の提出
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追加の必要書類の提出
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銀行担当者との面談や実地調査などが入ることもあります
ただし、本審査は基本的に「事前審査の内容をなぞるだけ」なので、事前審査をしっかり通過していれば、そこまで時間はかからないケースが多いです。
✅スムーズな審査のために
銀行が判断しやすくなるように、資料の準備は前倒しで、質問にはすばやく回答することが大切です。
対応力も「信頼」のひとつとして評価されます。
特に不動産投資では、「スピード」と「信用力」が成功のカギ。
融資の流れを事前に把握しておくだけでも、大きなアドバンテージになります。