いつもお世話になっております、1stERA最年長営業マン角江です。いよいよ見えてきました!!大阪IR!!

カジノを含むIRプロジェクトは日本初
統合型リゾート(IR)とは、カジノをはじめ、国際会議場(MICE)、宿泊施設、商業施設、エンターテインメント施設などを一体化した複合観光施設のことを指す。
世界ではシンガポール、ラスベガス、マカオなどの都市でIRが整備されてきた。
「大阪IR」は日本で初めてカジノを含むIR施設として、正式に着工に至った事例となる。
2025年4月24日には起工式が行われ、いよいよ本格的に動き出したかたちだ。

大阪IRの建築主は「MGM大阪株式会社」(旧・大阪IR株式会社)だ。
MGMリゾーツ・インターナショナル(米・ラスベガス)とオリックス、関西地元企業22社が出資する運営主体として、世界水準のIRを目指している。
施工には、竹中工務店や銭高組など7社から成る「ブロックB本体建物工事共同企業体」と、大林組やTSUCHIYAなど4社による別の共同企業体が参画しており、施設ごとに役割を分担する体制が敷かれている。
関西を代表するゼネコンが多数参加する、大規模かつ注目度の高い建設体制となっている。
大阪IRの全体像と計画規模
大阪IRの建設予定地は、人工島・夢洲(ゆめしま)の北側に位置し、敷地面積は約49.2ヘクタールに及ぶ。これは東京ドーム約10個分の広さに相当する。

年間の想定来訪者数は約2,000万人(国内1,400万人、海外600万人)で、経済波及効果は約1兆1,400億円と試算されている。
施設構成としては、総客室数約2,500室の宿泊施設をはじめ、国際会議場、展示場、エンターテインメント施設、商業施設など、複合的な機能を備える計画である。

なお、カジノの面積は敷地全体の3%未満に抑えられており、IR全体の収益構造においてもカジノに依存しない構成が想定されている。
IR隣接の万博 終了後は“第2期区域”として始動
大阪IR事業と並行して、万博跡地の再開発計画もすでに動き出している。

大阪府および大阪市は、2025年3月に「夢洲(ゆめしま)第2期区域マスタープラン」を策定した。
対象となるのは、2025年万博終了後の跡地のうち、中央部を中心とした約50ヘクタールである。
同プランは、同年1月に実施された公募型プロポーザルで選定された2件の優秀提案を参考に、今後のまちづくりの方向性を示すものである。
優秀提案の中には、サーキット、高級ホテル、世界最大級規模のプールといった大型集客施設の導入が盛り込まれており、夢洲の新たなランドマークとしての展開が期待されている。

そのほか、大阪IRとの相乗効果を見込んだ「IR連携ゾーン」や、万博で使用されたパビリオンの一部を再活用する跡地活用ゾーンの整備も構想に含まれている。
2025年度後半には、プランに基づた開発事業者の募集が開始される予定で、選定された事業者と行政が連携しながら、段階的に再開発が進められていく見通しである。
夢洲への鉄道アクセス整備も進行中
現時点で、大阪IRや万博が立地する夢洲への鉄道アクセスは大阪メトロ中央線のみであり、大規模イベント時の混雑やアクセスルートの脆弱性が課題として浮上している。
とくに乗換の不便さや輸送力の限界は、万博来場者や関係者の間でもすでに懸念されている。
こうした背景を受けて、大阪市と大阪府は、夢洲と中之島方面・舞洲方面を結ぶ新たな鉄道路線、いわゆる「北ルート」の導入に向けた調査・検討を進めている。

現在、具体的に検討されている路線案は以下のとおりである。
・JR桜島線の延伸(桜島~舞洲~夢洲)
・京阪中之島線の延伸(中之島~九条)
いずれの案も、整備が実現すれば夢洲と都市部を結ぶ利便性は大きく向上し、IRや万博跡地の再開発エリア、常設施設への来訪促進にもつながると見られている。
鉄道延伸に関する検討会では、2025年度内に一定の方向性をまとめる方針が示されており、今後は整備主体や採算性といった現実的な課題についての調整が焦点となっています。
今後、一層期待される日本発のIR。いつか行ってみたいです。
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