いつもご愛読ありがとうございます、1stERA角江です。今回は現在、日々変化する大阪北部についてです。
大阪の再開発は、梅田駅周辺のグラングリーン大阪(旧梅田貨物駅跡地の大規模再開発)だけでなく、新大阪駅から十三駅、淡路駅を含む広範囲で進行中だ。
大阪府と大阪市は8月28日、第5回「新大阪駅周辺地域まちづくり検討部会」の中で「十三・淡路駅エリアのエリア計画の骨格」を共有した。
新大阪隣接の十三・淡路エリアにおける都市開発の基本的な枠組みを2025年3月までに示す。同計画は「バージョン1.0」として進めていく。
淡路駅エリアの再開発と柴島浄水場跡地のダウンサイジング
淡路駅エリアは、阪急京都線、千里線、JRおおさか東線が交わる交通利便性の高い地域だ。新大阪駅周辺地域のサブ拠点として、また地域におけるまちづくりの中核拠点としての役割を担っている。
阪急淡路駅、JR淡路駅、阪急崇禅寺駅、阪急柴島駅の4駅間の歩行者ネットワークを強化し「快適で歩きたくなるまちなか」を形成し、エリア全体の価値向上を図る計画が進行中である。
その中で「柴島(くにじま)浄水場ダウンサイジングプロジェクト(仮称)」が進められている。複数ある浄水施設をコンパクトにまとめるものだ。
空いた土地は商業施設、住宅、広場などの複合施設として広く再利用する予定だという。
柴島浄水場は約46ヘクタールの広大な敷地を持ち、そのうち12ヘクタールが再開発対象となり、4ヘクタールの上系用地と8ヘクタールの下系用地に分かれている。
これは東京ドーム約2.5個分に相当する広さで、大阪市内でも貴重な大規模開発可能地となっている。
2024年9月に先行まちびらきを迎えた「グラングリーン大阪」の公園部分が約4.5ヘクタールであることを考えると、柴島浄水場跡地の再開発はそれを大きく上回る規模で、淡路駅エリア全体にわたる再開発プロジェクトとなる。
水処理機能の縮小・集約に伴い、2024~2025年度にかけて、浄水処理機能の集約に向けた基本設計(新設と既存施設の撤去)が行われ、2027年度から本格的な事業が開始される予定だ。
2032年度からは用地開発が本格化し、2040年頃の完成を目指している。
また、阪急京都線や千里線の高架下空間を活用した「連続立体交差化事業(鉄道高架化)」も進行中だ。同事業では、約7.1kmにわたる阪急京都線と千里線の鉄道区間が高架化される予定であり、17か所の踏切が撤去される。
交通の円滑化と安全性の向上が実現すると同時に、淡路駅エリアと新大阪駅エリア間のアクセスが強化され、分断されていた市街地が一体化する。
十三駅エリアの再開発
十三駅は阪急電鉄の主要路線が交差するターミナル駅で、梅田まで1駅という利便性を誇る。
駅直上の都市開発プロジェクト(仮称)では、地下ホームの新設や新大阪連絡線・なにわ筋連絡線の整備により、新大阪駅や大阪駅(うめきた)へのアクセスが向上する。
また駅上部には商業施設や広場も整備され、新大阪駅エリアのサブ拠点としての発展が期待されている。
新大阪駅エリアの広域再開発
新大阪駅エリアは、2022年6月に「新大阪駅周辺地域都市再生緊急整備地域まちづくり方針2022」がとりまとめられ、駅とまちが一体となった世界有数の広域交通ターミナルを目指す将来像が官民で共有された。
同年10月には「都市再生緊急整備地域」に指定され、今後20年から30年先を見据えた大規模な再開発が進められる。
リニアと北陸新幹線を新大阪駅に通すことで、重要な交通拠点として強化し、巨大経済圏づくりを進める。
先のまちづくり検討部会では、今後の新大阪駅エリアのプロモーションとして、2024年の東海道新幹線開業60周年と2025年の山陽新幹線全線開業50周年を記念した取り組みが強調された。
日本国内で今後一番変化していく大阪、目が離せなく不動産の動向にも日々注視していかないとと思います。
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