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今回は、物件ご購入後に必ず引き継がれるライフラインの一つ、ガスについてです。
集合住宅における都市ガスとプロパンガスの利点について、それぞれ詳しく説明します。
都市ガスの利点
1. 価格の安さ
- 都市ガスは、一般的にプロパンガスよりも価格が安価です。特に、大量に使用するマンションやアパートでは、その差が顕著になります。
- 都市ガスは、天然ガスを原料としているため、プロパンガスに比べて原価が低く抑えられます。
- 都市ガス会社は、競争が激しいため、価格競争が行われやすく、ユーザーにとって有利な料金設定が行われています。
2. 安定供給
- 都市ガスは、パイプラインを通じて供給されるため、安定的に供給が可能です。
- 地震や災害時でも、パイプラインが損傷しない限り、安定供給が期待できます。
- プロパンガスは、タンクに貯蔵されているため、タンクが空になると供給が途絶えてしまいます。
3. 環境負荷の低減
- 都市ガスは、プロパンガスに比べて二酸化炭素排出量が少なく、環境負荷が低減されます。
- 都市ガスは、再生可能エネルギーである天然ガスを原料としているため、地球温暖化対策に貢献できます。
- 都市ガス会社では、環境負荷低減に向けた取り組みを積極的に行っています。
4. 安全性の高さ
- 都市ガスは、地下に敷設されたパイプラインを通じて供給されるため、漏洩のリスクが低く、安全性が高いです。
- 都市ガス会社は、定期的に設備の点検を行っており、安全対策が徹底されています。
- ガス漏れ検知器などの安全装置が設置されている場合もあります。
5. 設備の簡易化
- 都市ガスは、プロパンガスに比べて、設備が簡素化できます。
- プロパンガスは、ガスボンベや配管などの設備が必要となりますが、都市ガスは、ガス栓と配管のみで済みます。
- 設備が簡素化されることで、初期費用や維持費を抑えることができます。
プロパンガスの利点
1. 供給範囲の広さ
- プロパンガスは、都市ガスが供給されていない地域でも利用可能です。
- 都市ガスは、パイプラインが敷設されていない地域では利用できません。
- 都市ガスが供給されていない地域に住んでいる場合は、プロパンガスを利用するしかありません。
2. 柔軟性
- プロパンガスは、都市ガスに比べて、供給量の調整が柔軟に行えます。
- 都市ガスは、契約した供給量を固定的に使用する必要があります。
- プロパンガスは、必要に応じて、供給量を増減することができます。
3. 設備のコンパクト化
- プロパンガスは、都市ガスに比べて、設備がコンパクトに設置できます。
- プロパンガスは、ガスボンベを屋外に設置すれば、室内に設置するスペースは不要です。
- 都市ガスは、ガスメーターなどの設備を室内に設置する必要があります。
4. 停電時でも使用可能
- プロパンガスは、停電時でも使用可能です。
- 都市ガスは、停電時には使用できません。
- 停電時でも、ガスを使用したい場合は、プロパンガスを利用する必要があります。
5. 高温燃焼
- プロパンガスは、都市ガスに比べて、高温燃焼が可能です。
- 高温燃焼が必要な業務用厨房機器や、ボイラーなどには、プロパンガスが適しています。
まとめ
集合住宅においては、都市ガスとプロパンガスそれぞれに利点と欠点があります。
都市ガスは、価格の安さ、安定供給、環境負荷の低減、安全性の高さ、設備の簡易化といった利点があります。
一方、プロパンガスは、供給範囲の広さ、柔軟性、設備のコンパクト化、停電時でも使用可能、高温燃焼といった利点があります。
どちらが優れているかは、集合住宅の規模、立地条件、利用用途によって異なります。
ガス会社や不動産会社に相談し、それぞれの集合住宅に最適なガス種を選択することが重要です。
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